まず、アニメーション関連の機能に 一度も触れた事のない方のために、アニメーションデータ作成の原理を簡単に説明します。
アニメーションのデータ
ほとんどの場合、3Dアニメーションデータを作るとは、3Dで作成したデータを使って静止画を何枚も作成し、その静止画を何枚も連続して見せることであたかも動いているように見せることを指します。
つまり手書きのアニメーションと同じで、最終的にアニメーションとして見せる時に用いるデータは、3Dではなく連続した2Dの静止画となっています。
ですから模型を撮影したムービーと同じで、録画されていないアングルから建物を見るなどと言う事は出来ません。
アニメーションの制作時間
アニメーションデータを一つ作成するのにかかる処理時間は、何枚もの静止画データを作成するのにかかる時間とほぼ同じです。
では一体、何枚の静止画を作る事になるのでしょうか。
たとえばテレビの動きは、秒間30コマで再生されています。
映画館の映画は秒間24コマです。
テレビアニメの場合だと、秒間15コマで表示しているそうです。
筆者が目安としてお勧めしておくのは、秒間15コマです。
その理由は、
- コマ送りみたくカクカクな動きに見えない最低限の感覚がある
- 作成時間とデータ容量が押さえられる
の二つです。
秒間30コマの方が動きが滑らかなのは言うまでもありませんが、その場合1分間のアニメーションを作るだけでも1800枚の静止画をレンダリングさせる事になります。作成するのにかかる時間もデータの容量も、単純に考えると静止画に比べて1800倍です。
これで、完成品に対して作り直しを要求されたりしたらたまったものではありません。
表現の工夫
以下の事を押さえておけば、秒間15コマでも充分に滑らかなムービーが表現できます。
- 急激に変化する動きを作らない
ゆっくりとした動きならば、少ないコマでも滑らかに見えます。 - 動線をなるべく単純にする
急激な方向転換は、見る人を混乱させます。 - 動きに緩急を付ける(加速・減速)
これはフレームレートとは関係ありませんが、動きの速度と時間の調節については、VWの操作画面は(最初は理解するのが難しいですが)なかなか制御しやすく作られています。
VWで作成可能なアニメーション
VWでは、どんなアニメーションでも作成できるわけではありません。出来る事と、出来ない事を具体的に幾つか挙げてみます。
- 出来る事
- 回転アニメーション
画面上の原点や選択した図形に注目して、その回りを360度(途中まででも可)回転するムービーが作れます。 - 視点移動アニメーション
作成した3Dの空間の中を自由に動き回るムービーが作れます。
- 回転アニメーション
- 出来ない事
- 図形を動かす、変形させる
例えばドアが開いてそこを通り抜けていくなどと言った表現は出来ません。 - 色や質感を変化させる
- 光の向きや明るさを変化させる
- 図形を動かす、変形させる
