普段は作図ウインドウ内のどこででもマウスクリックを行えますが、クリックする前にクリック位置を一部または全て固定してしまう等という方法があります。ややこしいですね。つまり「次にクリックする位置のX座標は必ず10」というような制限がかけられるのです。
データ表示バー
VWを少しでも使っているのであれば、ウインドウ上部に、マウスカーソルに応じて常に変化する数字の欄がある事を知っているでしょう。この場所をデータ表示バーといいます。表示される項目が多くて1段に収まっていない時は、左端の▼をクリックして2段に展開する事もできます。
| データ表示バー |
データ表示バーは、現在のカーソル位置の座標等を確認できますが、こちらから数値を入力する事もできます。たとえばXの項目に10と入力しenterキーを押すと、次にクリックする場所のX座標は10に固定されます。Y座標はまだ固定されていないので、縦方向の位置はクリックした位置に従います。
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| X座標を固定した場合 (制限が点線で示される) |
固定した項目によって カーソル周りの表示が変わる |
入力方法は、入力欄をマウスでクリックするか、データパレットなど他のパレットやウインドウに点滅カーソルが無い時にtabキーを押すかします。
数値を固定(決定)する時はenterキー、固定を解除する時はescキーを押します。マウスクリックを一度でも行うと、固定は自動的に解除されます。
項目
データ表示バーに表示され、入力できる項目には以下のようなものがあります。(状況によって項目は入れ替わります。また、入力できない状態の時もあります)
- X,Y:作図ウインドウ上の原点からの(=絶対的な)カーソル座標を示しています。それぞれクリック位置の縦方向・横方向を固定できます。両方の数値を入力すると、次にクリックする位置を完全に固定できます。
- ΔX,ΔY:最後にマウスが押された位置からの(=相対的な)カーソル座標を示しています。主に図形の描画中に現れます。これを利用して、描こうとしている図形のサイズをあらかじめ決める事もできます。
- L:最後にクリックした位置からの距離を示しています。これを固定すると、次のクリック位置は、前のクリック位置を中心として、決められた半径の円周上という事になります。
- A:最後にクリックした位置からの角度を示しています。真右方向が0°です。
- 比率:四角形や楕円を描こうとする時、その縦横の比率を(Y座標÷X座標)で表します。数値を固定すると、縦横の比率を一定に制限できます。
- 円弧角:円弧を描こうとする時、その円弧角が表示されます。
- I,J,K:3Dで作業する時に、マウスカーソルの作業平面上の位置を示しています。
フローティング起点
環境設定の「フローティング起点」が有効になっていると、ΔX・ΔY以外の項目は、最後にスナップした位置からの座標になることもあります。
何らかの頂点等にスナップした後、そこでわずかだけマウスを動かして止めると、データ表示バーの各項目が0にリセットされます。
これを利用して、作図の最中であっても、他の図形の頂点からの位置関係や方向を確認しながら(または制限しながら)クリックをしていくことができます。


