スナップとは、マウスカーソルが図面上の何かに反応すること、反応させることです。
何に反応するかというと、代表的なものに、
- 図面に設定されたスナップグリッド(表示されている青い線とは関係ありません)
- 一定の角度(水平・垂直、30度・45度単位の斜め方向)
- 図形の頂点・端点、線上・辺上
- 線または辺の中点
- 四角形・円・円弧などの中心
- 線または辺どうしの交点
- 上に挙げた各ポイントからの、水平・垂直な延長上
などがあります。この他にも設定次第で様々な場所にスナップさせることが出来ますが、要するにほとんどの捉えたい場所に反応させることができると覚えておいても差し支えないでしょう。
見た目は当てにならない
図面と絵画とが決定的に違うのは、図面は寸法や距離関係が正確でなければならないということです。製図において、「感じたように描く」はあり得ません。100mmという距離があるならば、コンピュータが扱える精度の限界まで、完全に100.000…mmでなければなりません。
しかしモニタが表示できる精度には限界があるため当てになりません。縮尺設定や画面の表示倍率によって1000mmですら10mm程度に表示されることがある上、人間の目の方にも限界があるため、見た目だけで図形の位置関係を判断するのはあまりにも無謀だということが分かります。
スナップは、正確さを問われるこのような製図作業をコンピュータが補助する機能です。マウスカーソルが特定の位置に近づくと、コンピュータの方が自動的に判断し、カーソルをその位置に吸い付けてくれます。ソフトを動かしているコンピュータ自身が行うことですから、この位置合わせは絶対に正確です。
スナップ機能を利用すると、図形の描画や配置を早く、正確に行えます。スナップを使わないと、作業は遅く、しかも不正確な可能性を常に含むことになります。
スナップの条件
このスナップ機能を利用するには、幾つかの条件が必要です。これらの条件のうちどれかが欠けていると、スナップが発生しないことがあります。詳しくは初心者FAQ「12.図形同士がスナップしてくれません」を読んで下さい。
